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2007年10月31日 (水)

サッカーとなりゃ話は別だ

30年程前の話です。
今のサッカー業界に首を突っ込む前に旅行関係の仕事でブラジルに一年間滞在しておりました。

当時日本では全く無名だったFUTSALがブラジルでは広く普及していて競技人口では通常のサッカーのそれをはるかに上回り文句なくNO.1スポーツとして君臨していました。

オレが勤めていた企業でも社内対抗と銘打って盛んに試合が行われたものです。

今でこそブラジルはサッカー以外のいろいろな競技で世界レベルに達し自国の青少年の選択肢も増えていますが当時はサッカー出来きなきゃ男じゃない位の風潮でしたからオレも自信はなかったのですが(自信がないというより正直恐かったのです。例えばボールなんか今のなんかと比べものにならない位固くて重くフリーキックの壁に入っててマトモにクラッテ泣いてる奴等を何度も見ましたしプレーも相当荒かったですから)周囲の圧力に押されFUTSALを見様見真似で始めました。

その後実践を通して目の当たりにした技術、駆け引き、勝利への執念(選手はもちろんの事、応援に集まった日頃一緒に仕事をしている控え目な女の子達供までもが感情ムキダシで所属する部署の勝利にやたらこだわる)
全てがブラジルの強さの根源に思えたものです。

こんな出来事がありました。
ある試合でオレのチームに息子がいて相手側に彼の親父さんがいるわけです。
ゲームはかなり激しい展開で突然親父さんが息子に対し後ろからいきなり物凄い勢いで“カニ挟み”タックル(この頃はスライディングタックル自体はまだ許されていた)をかましました。
息子は痛がって泣きだしてしまい、オレの仲間はその行為に対し血相を変えて非難したのですが当の親父さんはさらに激高した口調で「サッカーとなりゃ親子なんて関係ねぇ!」極端な例だったのかもしれませんがオレは衝撃を受けました。
「コイツラにとってサッカーは単なるスポーツじゃない・・・」しかしながらその親子は試合後何もなかったかの様に肩を組みながら何が楽しいのか二人で大笑いしながら帰って行きました。
これもまたこれで凄い 光景でしたが・・・・・じゃまた

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