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2007年11月16日 (金)

絶体絶命!?

リオ・デ・ジャネイロの小高い丘に、へばり付くような無数のバラック家が独特な景観を醸し出している。
・・・ファウ゛ェーラ(スラム街)である。
もう何十年も前から気になっていたのだが、ある日中に入るチャンスを得た。住人の一人と偶然知り合いになり「一緒に来いよ、ニッポン人!」とお誘いを受けたのだ。
後にジーコに自慢げに話したら「ゲッ!!?」だったので、決して尋常な行動ではなかったようだ。 汗)

そこは南米最大のファウ゛ェーラと言われており、うん十万人が住んでいるらしい。
地区に入ってびっくりしたのは、水道、電気、学校、教会、商店、銀行、郵便局等は勿論、ラヂオ局まであって、完全な共同体として住人達が日常生活に必要な施設や品物が全てそろっていることだ。反面、非常に危険な地域なのだ。ドラッグ、銃器の不法所持、ストリート・チルドレン、他のファウ゛ェーラや警察組織との抗争等・・・多くの問題を抱えている。
そうした先入観のせいか・・・危なそうな奴がゴロゴロしている様に思えてしかたがない。
目にする全が興味津々で、時間をかけて観察したい反面、身の危険にビクビク状態だったオレは結局帰途を急ぐことにした。

すると突然、音も無く後方から近付いてくる気配!
「振り向くなっ! 気をつけろ、ニホン人! 奴等、マシンガン持ってんぞっ!」
横を歩いていた知り合いが小声で言った。
「なんだよ〜。“気をつけろ”ってどーすればいーんだよ〜??? 具体的に指示してくれよ〜」
この恐怖はとても言葉に表せるものではない。
マシンガンですよ、マシンガン! TVとか写真でしか見たことなんかありません。
そして、その気配はあっという間にオレに密着するほど近付いてきた!

突然・・・
「ちょっと失礼」という声がして、
サッカーパンツに上半身裸のビーサン小僧2人が俺達を追い抜き・・・足速に遠ざかって行った。裸の両肩にしっかりとマシンガンを携えながら。
一瞬のことだった。
無事だった安堵感とギャング小僧の礼儀正しさに圧倒されたオレは、妙にヘラヘラするだけで暫くは喋れなかった。
そんな事が日常茶判事のファウ゛ェーラ。そして、これもブラジル。
二度としたくない貴重な体験でした。 

じゃまた

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