世界一の微笑み
いつ、どの試合だったかは記憶にないが、駆け出しの頃の話。
試合……勿論勝ち試合後のこと。
グラウンドから颯爽と引き上げて来る選手達を
『お疲れー』とか『ご苦労さん』とか言って迎えていた。
そして、最後にジーコが戻ってきた。
『さて、何て言おう?』
鬼のように凄いプレーぶりだっただけに、
『何か気の利いた言葉をかけなきゃ……』
焦れば焦る程言葉が出ない。
ついに目の前にジーコが来たっ!!
やっと、口をついて出た一言は、
『サッカー上手いですネ……』
ジーコは何かギョッとしたようにオレの顔を凝視し、
ポツリと一言『アリガト』
そして、すぐに凄く嬉しそうな、子供のような笑顔をしたことを覚えている。
世界の名手に対して、誰もそんなことは言わない。
だからとても新鮮だったのか ???
ちなみに代表でシュンスケに同じこと言った時にも全く同じリアクションだった。
要するにみんなサッカー小僧ってわけ、いくつになっても…… (^O^
じゃまた
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