あんたなんか大嫌い!
二人で渋谷の焼肉屋で肉を焼きまくっている時の会話。
『ジーコの看板て重かったでしょ?』
『…、何でも長くやってりゃ慣れるもんだ
でも一度忘れらんないことがあったな、そー言えば……』」
山ほどいる狂信的なフラメンギスタを
一人で背負っている頃の話。
シーズンが終わり休暇を利用して
ボロボロになった体と神経をリラックさせる為に
海の別荘に行った時のことだそーだ
『ボート
で適当に沖へ出て、一旦潜ったんだ。
それで顔を海面から出した瞬間、
オレの目の前に
ザッパーッ
て
“見知らぬ女”が海面から顔を出したんだ
』
『げっ、化け物か何かですか!?』
『いや、普通の人間の女だ……』
『???』
『そんでだなー、いきなりオレに向かって、
その見ず知らずの女がだぞ
”あんたなんか大っ嫌いよっ![]()
”
って叫んだんだ!』
『?』
『なんだか、ダンナがオレの大ファンで
試合があるときなんかカミさんホッボラかして
”ジーコ、ジーコ”って試合を見に行っちゃって
どーしよーもないらしいんだそーだ。要するに嫉妬だなぁ』
『はぁ…』
『しょうがないから宥めたよ。
”いゃ、奥さん、あなたのご主人が私を好きなのは、
あなたに対する愛情とは全く別の感情だと思うんですよ”
とか何とか適当なこと言って……』
お気の毒に
海面にプカプカ浮きながら
プライベートな時間に、他人の夫婦喧嘩の仲裁とは![]()
マジご苦労様でした。
やはり看板はカナリ重かったようで。![]()
じゃまた












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