今なら言えるぜ! すべてが実話のクレーム集(その十三)
15年間プロサッカーの通訳やってて
今でも忘れられないクレーム集
クレーム(その十三)
”マシーン”になれっ!
(ジーコ様から頂きました)
私的反論:![]()
私は感情を持った“マシーン”です。
通訳にもいろんなタイプがあって、
例えばどんな状況に於いても
自分の感情を押し殺して
クールに淡々と訳せる人。
またどうしても顔に出てしまう人等。
はっきり言って
どちらが良い悪いのジャッジはビミョ〜だ。
国際会議やビジネストークの場合は
おそらく前者のタイプが都合が良いのだろうけど
サッカーのチーム付き通訳の場合どーなんだろ?
オイラは完璧後者タイプでして(笑)
監督以上に燃えまくり
後で素に戻った時に
独り部屋で猛烈に恥ずかしくなり
耳を真っ赤にしているのがしょっちゅうだった。
ある時どの監督だったか?
とにかく彼の選手に対する発言が
どーしても納得がいかなくて腹がたって腹がたって仕方なく、
通訳している際にモロ顔に出てたらしい。
それを遠くから眺めてたカミ。
後で呼ばれてこう言われた
「マシーンになれっ!
特に訳す内容に納得いかないとき程なっ」
ごもっともである。
通訳としてAの感情と内容を
そのままBに伝えるのが本来の通訳の役目。
ただプロサッカーチームの場合、その上で結果が求められる。
だから
オレはある程度
言い方、表現を変えてでも
選手のやる気を引き出し
持てる能力が全て発揮出来て
最終的に結果となってでれば
通訳が上手く行ったと自分では評価していた。
今もその考えは間違っているとは思わない。
他の分野の通訳の方々からは
邪道と思われるだろうが。
お国柄で
どうしてもコミュニケーションの方法が違ってくる。
同国人同士では当たり前でも
対日本人ではどーも f^_^; チックなケースも出てくる。
そこに問題を感じてしまって
どーしようもなかった…。
そこでマッコト“極端”な例を上げると
「オマエ、ナーニやってんだ」
を状況を踏まえて
「オマエなら絶対出来るから集中しろっ
」
ってな具合に。
最終的に結果を出さなければ
プロは評価されない訳で (泣)![]()
でもカミの通訳の時は
ほとんどそれは必要なかった。
だって選手より先に
言葉を聞き理解するオイラが
感心してしまうことが多かったし、マジで![]()
たまにムカつきもしたけど
後から考えると深いんですよ、とにかく…。
だから変にいじらないで
素直に伝えればよかった。
こういった上司と働ける通訳は幸せだと感じた。
ただ信じて訳せばよいのだから。
カミよ永遠に


















カミはやはり特別だったんですね。すばらしい体験ですね。
投稿: 口臭 原因特派員 | 2008年11月18日 (火) 16時05分
日本時代によく言われた様に
「能力ないけどツキがある!」
だけではトルコ、ウズベキと続けざまに
それぞれ史上初の好成績は上げられませんよね(笑)
投稿: スズキーニョ | 2008年11月18日 (火) 16時50分
国境に関係なく、『言葉』をよく知る『人物』である証ですね。
カミが『ずっと日本にいるのに日本語喋れる努力をしないのが悪い』というコメントをどこかで聞きましたが。
スズキーニョという、得難い通訳がいたからこそ『自分自身の言葉で語れた』逸話であったのだと、得心しました。
もし、違う通訳さんなら。また違った結果になったのかもしれませんね。
投稿: ねこまる | 2008年11月19日 (水) 21時48分
ねこまる様
「オレが日本語を覚えないのは
オマエが失業しない為だ(笑)」
というのがカミの口癖でした (^-^;
>得難い通訳
…だったかどうかは自分ではなんとも…
しかし何か魂レベルというか深い部分での
説明し難い繋がりがあったのは確かですね。
それは実兄のエドゥさんやカンタ
(何十年とカミを良く知る)
等も不思議がってましたから (笑)
投稿: スズキーニョ | 2008年11月20日 (木) 11時06分